[第13回テーマ]ペットロスとその後
高野山遍照尊院から生配信
ゲストパネラー
高野山遍照尊院 副住職
目黒 照典 副住職
高野山遍照尊院の副住職として、長年にわたり仏教の教えを伝えながら、ペット供養 に特化した活動を展開。高野山で初めて「人とペットの納骨堂」を開設し、ペットも家 族の一員として供養する新たな形を提案している。仏教的な視点から、ペットロスに直 面する飼い主の心のケアを重視し、供養を通じて癒しを提供することに尽力。また、地 域社会との連携を深め、幅広い年齢層に向けた仏教の教えを広める活動も積極的に 行っている。
ゲストパネラー
日本獣医生命科学大学 獣医学部
獣医学科教授 博士(心理学) 獣医師、
獣医師、公認心理師、臨床 心理士 放送大学客員教授
濱野 佐代子 先生
同大学獣医学科卒業。白百合女子大学大学院文学研究科発達心理学専攻博士課程 単位取得満期退学。博士(心理学)。帝京科学大学教授などを経て現職。専門は人と 動物の関係学・生涯発達心理学。著書に『人とペットの心理学-コンパニオンアニマ ルとの出会いから別れ』(北大路書房)、『「ペットロス」は乗りこえられますか?-心を 支える10のこと』(KADOKAWA)、共著に『日本の動物観-人と動物の関係史』(東 京大学出版会)など。
会長挨拶
ペットとの共生推進協議会では、「共生」を「人がすべての ペットの命をあずかり、共に生きること」と定義しました。 そして、『人と家族の一員であるペットが、「いつでも」「どこ でも」「どのようになっても」一緒に暮らし、それが当然とさ れる社会を目指す』活動に取り組んでいます。大切なペットと豊かな愛情ある時間を過ごされている多くの方がいらっしゃいます。そうした愛情が深ければ深い ほど、ペットを失ったご家族は、強い悲しみや不安、後悔に 苛まれることもあるでしょう。しかし、ペットとの別れは、悲しみだけではなく、ずっとご 家族に寄り添ってくれていることを気づかせてくれるで しょう。その愛情を再認識させてくれるでしょう。 ペットと暮らし方はいろいろあります。また、ペットを偲ぶ 方法も一つではありません。このシンポジウムが、ご視聴 頂いた方々に「いつでも」「どこでも」「どのようになっても」 充実したペットとの生活を考える機会となれば幸いです。