ペットとしてワンちゃんを飼っている方は多くいらっしゃいますが、きちんとしつけはしていますか?
犬社会での習性を持って生まれたワンちゃんを人間社会に適応させるためには、しつけが必要です。ただ飼い主さんの中には「本当にしつけは必要なの?」と疑問に思う方もいらっしゃると思います。実は、犬のしつけは人間の命令を守らせるためにあるのではなく、飼い主さんとワンちゃんの安心・安全のためにあるのです。
犬のしつけはなぜ必要なの?
犬社会では、見知らぬ犬に吠えかかることは当たり前の行動ですが、人間社会では許されません。来客のたびに吠えたりすると近所迷惑になりますし、エスカレートすれば誰かを傷つけるようなトラブルに発展するケースもあります。
また、犬社会ではあちこちを走り回ることが当然であっても、人間社会では違います。自動車やバイクが行き交う人間社会では、交通事故に巻き込まれる危険があります。
ドッグトレーニングを通して人間社会で生きるルールを教えることは、飼い主さんや周りの人々、他の犬の安全を確保すると同時に、ワンちゃん自身の安全を確保することにも繋がります。ワンちゃんの日課であるお散歩もしつけがしっかりとできていれば、楽しい時間になることでしょう。
トイレのしつけ
トイレのしつけをしっかり行うことで、ワンちゃんも飼い主さんも快適に過ごすことができます。 決まった場所でトイレを済ませるようになれば、カーペットやフローリング、柱などに粗相して臭いがとれないということがありません。 しかし、外でしかオシッコができないワンちゃんは、我慢できなくなれば粗相をします。また、我慢強いワンちゃんはオシッコを我慢してしまういます。排泄は生理現象ですから、我慢するのは大きなストレスになります。また、雨でお散歩にいけない日はオシッコができません。 トイレのしつけをすれば、ワンちゃんのペースで排泄ができます。
そして、ペットシーツやワンちゃん用のトイレはオシッコや便の状態が把握しやすいので、排泄物のちょっとした変化にすぐに気づいてあげられます。体調を崩した場合もいち早く対処ができるでしょう。
噛み癖のしつけ
好奇心旺盛な子犬の時期は人間の赤ちゃんと同じように、いろいろなものに興味を示したり、口の中に入れようしたりします。そんな子犬の行動でよく見られるのが甘噛みです。可愛らしい仕草の一つですが、子犬の甘噛みを「遊びの一環」として放置していると、徐々にエスカレートして噛み癖になるおそれがあります。
そうなると、飼い主さんやワンちゃん、ご近所の方にも悲しい思いをさせてしまうかもしれません。噛み癖は放置せず、また人間の都合を押しつけるようなしつけを避け、ワンちゃんにストレスがかからない方法で噛み癖を矯正しましょう。
まとめ
「犬のしつけ」とは犬と人との共存をより良くする為のルールやマナーです。
しつけをする事により、犬はしてはいけない事は何か?何をすればいいのか?
と考えるようになります。しつけを通して人と犬を結ぶ会話の代わりにもなります。 しつけを通してワンちゃんとの絆を深めてみてはいかがでしょうか。
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