猫のお手入れは動物病院やトリミングサロンに任せることもできますが、コミュニケーションと健康チェックを兼ねて自宅でもトライしてみましょう。
爪切り
肉球を軽く押して、爪を出してしっかり固定。内側のピンクの部分が血管なので、血管から先2mm程度は残すようにしてください。一気に切ろうとするのは危険です。猫の年齢によって、爪の伸びるスピードが異なるので、爪切りの適切な頻度は違ってきます。成猫であれば月に1回程度が目安です。日ごろからチェックをして、必要に応じて爪切りをしてあげてください。猫の爪が伸びすぎると、肉球に刺さったり(巻き爪)、折れてしまう恐れがあります。定期的な爪切りを行いましょう。
ブラッシング・シャンプー
週に1回程度、ブラッシングをしながら湿疹や脱毛など、皮膚の異常がないか確認してください。日常的なシャンプーは必要ありませんが、汚れやニオイが気になるときは洗ってあげましょう。
目のお手入れ
猫が嫌がらなければ、まぶたをそっと引っ張って、まぶたの内側、瞳の色、目の表面に傷がないかなどチェックしてあげてください。目の周りも、猫は自分でグルーミングをします。それでも、乾燥してこびりついたような目ヤニがついてしまうときもあるので、水かぬるま湯で湿らせたガーゼかコットンを使い、優しく拭き取りましょう。
鼻のお手入れ
目と同様、猫は自分でグルーミングをしてきれいにします。それでも、乾燥してこびりついたような汚れがついてしまうときもあるので、水かぬるま湯で湿らせたガーゼかコットンを使い、優しく拭き取ってください。指を使ったり、無理にはがし取ろうとしないでください。汚れが目立つときに拭いてあげれば大丈夫です。
歯のお手入れ
ヘッドの小さい猫専用歯ブラシを歯の根元部分に対しておよそ45度の角度で当て、小刻みに揺らすようにして磨くといいでしょう。歯ブラシを嫌がる猫も多いので、その場合は歯磨きシートで拭くのが◎2~3日に1回を目安に行ってください。歯石がたまると歯肉炎や歯周炎などのいわゆる「歯周病」の原因になります。日ごろから歯のお手入れの習慣をつけられるようにしましょう。
おしりのケア
猫の肛門の左右にある「肛門嚢(肛門線)」には、ニオイの強い分泌液が溜まります。通常は便と一緒に排出されるため、異常(強い悪臭、おしり歩きなど)がなければお手入れの必要はありません。
まとめ
どのお手入れをするにも、その猫の年齢や性格にあわせて、優しくしてあげるようにしてくださいね。大事な愛猫に健康で長生きしてらうためにも、日ごろのお手入れを心がけてください。お手入れをすることでスキンシップを重ね、愛猫との距離をもっともっと縮めましょう。
Comments